志摩自然学校(志摩市大王町波切ともやま公園、TEL 0599-72-1733)で3月31日に開催される「ネイチャー100年コンサート」会場で、「オート三輪」の展示・試乗会が開催される。
コンサートは、伊勢志摩国立公園の真珠養殖発祥の地「英虞湾」で100年以上に渡って利用し衰えた海を、次代の100年をかけて再生しきれいにしていこうとする取り組みを、音楽を通して自然環境意識を高め、行動を喚起するのが狙い。
当日は、会場に1969年式のマツダT2000=オート三輪を展示し、希望者先着20人を対象に試乗会も行う。1962年に登場したマツダT2000=オート三輪は、低価格と小型車扱いで4メートル超の大きな荷台を備えるメリットから建設業や材木業などの分野で活躍し、1974年まで生産された。排気量2000ccのガソリン車で、主な仕様は鋼製独立キャビン、水冷4気筒エンジン、全輪ブレーキなど。
オート三輪を提供するのは伊勢市二見町在住の北井誠也さん。「旧式の自動車を見て実際に動くことを確認し、歴史の重みを感じてもらい、100年の重みを実感するきっかけになればと思い参加させてもらった。伊勢志摩地域の活性化に少しでも何かの形でお役に立てれば」(北井さん)と話している。
コンサートの開催時間は15時30分~18時30分を予定。翌4月1日にはシーカヤックに乗って英虞湾をツーリングしながら湾内清掃活動を行う「清掃ツーリング」も計画されている。