モータースポーツの登竜門でもあるカートレースの今シーズン鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で開催される「2013鈴鹿選手権シリーズ」の第1戦が2月17日、同サーキット国際南コース(1周1.264キロ)で行われた。今シーズンは、伊勢市の北浜中学校(東大淀町)2年(13歳)の三宅淳詞(あつし)選手がX30クラスで昨年に引き続き参戦する。
カートレース「2013鈴鹿選手権シリーズ」に参戦する伊勢の中2・三宅選手
同シリーズは全7戦(2月17日、3月24日、4月28日、7月7日、8月11日、9月29日、12月1日)が行われ、エンジンなどの違いによる9つのカテゴリーに分かれ、それぞれのレースごとに獲得するポイントの合計でシリーズチャンピオンを決定する。
昨年の同大会では、伊勢市宮山小学校(旭町)小学6年(開幕時11歳)の上田竜大選手がYAMAHA SSクラスで最年少シリーズチャンピオンに輝いた。三宅選手は最終レースで逆転優勝も狙えたが惜しくも総合ポイントランキングで4位にとどまった。今期の上田選手は、全イタリア選手権5戦に参戦するために日本でのレースには出ないことを決めている。
この日、三宅選手は予選レースで5位に着け、決勝レースではトップ争いを繰り広げたが、抜ききれず4位、同コース16周を13分35秒172、1位との差0.808秒でフィニッシュし、13ポイントを獲得した。
三宅選手のメカニックを担当する実父の充司さんは「キャブレターのセッティングがうまくいかなかったのが残念だったが、初戦4位でまずまずの成績」と話す。三宅選手は「今年は優勝目指して頑張りたい。応援よろしくお願いします」と気合十分だ。