国内最高峰の外洋ヨットレース「パールレース」が7月26日、南伊勢町・五ヶ所湾口をスタートした。
今年で54回、半世紀以上続く日本最古の外洋ヨットレース。日本セーリング連盟、JSAF外洋東海、外洋湘南の共同主催。コースは、伊豆諸島東京都の利島(としま)を反時計回りでターンし、神奈川県江の島の東・七里が浜前に設置したフィニッシュラインまでの180マイル(約300キロ)。
今年の参加艇(参加者)は昨年と同数の53艇(388人)。ピークだった1991年(32回)大会の参加は185艇(1,520人)。2010年41艇(320人)、2011年47艇(346人)、2012年52艇(379人)と少しずつ参加艇の数も増えている。
今年6月、メーン会場となる志摩ヨットハーバー(南伊勢町船越)「Vivre Ocean Club(ヴィーブルオーシャンクラブ)」クラブハウスが全焼し同大会の開催が心配された。河内道夫大会実行委員長は「クラブハウスが焼け大変な状況にもかかわらず、志摩ヨットハーバーの皆さんがレース開催に支障が出ないように懸命の努力をしてくれたことに感謝している」と話す。
同27日17時現在、27艇がフィニッシュ。河内実行委員長は「6艇がリタイアしているので、残り20艇。明日の早朝までには順調よくフィニッシュするだろう」とコメントする。参加艇の現在地をパールレースのホームページでも公開している。