紺やピンク、黄など色とりどりの浴衣を着た人たちが8月1日、伊勢神宮外宮(げくう)を参拝した。
8月1日に浴衣姿で外宮を参拝してもらおうと1997年から活動するNPO「外宮にぎわい会議」らが中心となって五穀成就や無病息災を祈った「八朔参宮(はっさくさんぐう)」といわれる伊勢地方の風習を再現し、浴衣で参拝しようと「外宮さんゆかたで千人お参り」を企画。1998年から始まり今回で16回を数えた。当初の目標だった1000人は楽に越え、今年は1500人以上が参拝。
同催しのイメージガールを務める伊勢出身の女優・岡明子さんは、今年で5年目に。「伊勢がお白石持ち行事などでにぎわっている。浴衣で参拝する八朔参宮も定着してきた感じがしてとてもうれしい」と話す。
この日は外宮周辺でさまざまなイベントも同時開催された。「神にぎわい広場」は屋台村に、外宮参道や神路通はキャンドルや灯籠でライトアップされた。「せんぐう館」勾玉池の奉納舞台では、「劇団伊勢」による神話の紙芝居の上演、「天地人」(津軽三味線奏者の黒澤博幸さんと元オフコースでドラムを担当していた大間ジローさん)による演奏、マドンナのバックダンサーを務めマイケル・ジャクソンにも認められた日本人ダンサーのケント・モリさんによる舞がそれぞれ奉納された。