東京ドーム62個分(約300万平方メートル)の広大な敷地を持つ合歓の郷(ねむのさと)ホテル&リゾート(志摩市浜島町)に今年新しく完成した「里山ラウンジ」に9月6日、秋の夜長を大自然の中で楽しめる「星宙(ほしぞら)Bar」が期間限定でオープンした。
「ホテル合歓」が4月にリニューアル、てふてふの丘に「里山ラウンジ」とヨガ専用テント「ヨガテラス」が7月にオープン。これまでファミリー中心だった客層から健康志向の高い女性客に焦点を当てた営業戦略で「女性層を中心に順調に客足も伸び、前年度よりも稼働率は上昇。お客さまからも好評をいただいている」(同ホテル広報担当者)という。
風が通るふてふの丘の上に立つ「里山ラウンジ」は、360度パノラマの自然に囲まれた開放的な空間を演出した施設で、土曜・日曜の20時~23時にだけオープンするバー。ビールやカクテルなどアルコール類(800円)、ソフトドリンク(500円)などを提供する。そのラウンジで、新月と満月の前後の1日だけ「特別に」オープンするのが「星宙Bar」と「月夜Bar」。それぞれ21時と22時からの2回、夜空の案内人による星空解説が付く。 現在決定しているオープン日は「星宙Bar」が9月 6日(終了)、10月 4日、11月 1日。 「月夜Bar」が9月20日、10月18日、11月18日。
初日の6日に里山ラウンジを利用した早稲田大学4年生の大森紗恵子さんは「伊勢神宮参拝を目的に友だち3人で伊勢志摩にやってきた。合歓の郷ではキャノンボールができると知り予約をしたが、宿泊してみると広大な自然に圧倒された。星も東京で見るものとは比べ物にならないくらいにきれいで感動した。一生忘れない」と満足そう。
広報担当者は「月が美しく見え神秘的な明かりを放つ満月のころや、夜空が暗く星がよく見える新月のころに見える満天の星空を眺める志摩ならではの至福のひとときを、五感で楽しんでいただければ」とPRする。