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多気町の産直市場「おばあちゃんの店」で渋柿が争奪戦-干し柿作り楽しみに

多気町の産直市場「おばあちゃんの店」で渋柿が争奪戦-干し柿作り楽しみに

多気町の産直市場「おばあちゃんの店」で渋柿が争奪戦-干し柿作り楽しみに

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 五桂池ふるさと村(多気郡多気町)内にある産直市場「おばあちゃんの店」(TEL 0598-39-3860)で販売される渋柿が現在、争奪戦となっている。

地元では蜂屋柿といわれる渋柿の一種百目「干し柿が作るのが楽しい」

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 同店は、約300人の地元生産者が毎朝出荷する野菜や果物を購入できる農産物直売所。相可高校(同)の生徒たちが運営するレストラン「まごの店」(同)誕生のきっかけとなった店で、「まごの店」の店名も、おばあちゃんの孫世代の高校生たちが運営するからという理由で命名された。「まごの店」は一昨年ドラマ化された「高校生レストラン」(日本テレビ系列)のモデルとなった。

 秋の味覚・果物のカキが10月から出荷されている同店だが、甘柿よりもすぐには食べることができない渋柿から先に売れているという。干し柿を作るために渋柿を購入した地元高齢者は「皮をむいてひもをつけて干す作業がとても楽しい。たくさんは作れないが家の軒先につるしておくだけで秋を感じる。作った干し柿を孫たちが喜んで食べてくれるのもうれしい(笑)」と話す。

 多気郡農業共同組合(JA多気郡)は、出荷量の少なさについて「渋柿だけを扱っている生産者は多気郡にはいない」と背景を説明する。同店販売員は「次郎柿や富有柿などの甘柿も出荷され売れているが、渋柿の一種の百目(別名蜂屋柿)からよく売れ、完売になることが多い」という。同店では間もなく、富有柿と作った干し柿の出荷が始まる。

 同店の営業時間は8時~17時。月曜・第2火曜定休。

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