人気アイドルグループ「AKB48」が歌う「恋するフォーチュンクッキー」の曲に合わせて自治体職員や企業社員らが踊る動画が現在、インターネット上で話題を集めている。鳥羽市もそのムーブメントに昨年参戦、1月15日には晴れて同グループの「公式」動画として認定された。
今春の選抜高校野球大会の入場行進曲に選ばれたばかりの同曲は、昨年8月に発売された同グループ32枚目のシングル曲。アップテンポナンバーで誰もが口ずさみやすく、簡単に踊れる振り付けが人気を集めている。
同曲に合わせて踊った動画を編集しユーチューブにアップする自治体や企業が後を絶たない「恋チュンムーブメント」。いち早く動画をアップした佐賀県は200万アクセス、神奈川県は340万アクセスを稼ぐほどだ。サマンサタバサグループは519万アクセス、サイバーエージェントグループは411万アクセス、ジャパネットたかたは236万アクセスと、企業にも同様のムーブメントが起こっている。本家の動画は2000万アクセスに届こうとしている(1月16日現在)。
鳥羽市では鳥羽市広告宣伝戦略委員会が企画し、昨年11月から取り組み、11月29日~12月3日の5日間でビデオ撮影。鳥羽市を代表する観光施設で働く社員や宿泊施設のおかみたちのほか、イルカやセイウチが登場。3世代海女で脚光を浴びた中川静香さんも白の海女着で出演している。団体・施設数は25、計162人が参加した。
鳥羽市観光課の奥田珠美さんは「鳥羽市のご当地バーガー『とばーがー』をモチーフにしたゆるキャラの『トーバ』と『トパティ』も一生懸命踊っている(笑)。鳥羽市の笑顔を全国の皆さんにお届けできれば」と話す。