第1回「伊勢志摩サイクルフェスタ」が6月8日、広域伊勢志摩圏内で開催された。同イベントでは「伊勢志摩スカイラインヒルクライム」と「伊勢志摩サイクルマラソン」の2つの自転車ロードレースが行われ、191人の選手が汗をかいた。
第1回「伊勢志摩サイクルフェスタ」、伊勢志摩スカイラインヒルクライム優勝者
伊勢志摩の風光明媚(めいび)な景色を見ながら自転車で走ろうと開催された同イベント。主催は、毎年「ツール・ド・三重」など自転車ロードレースを開催する「Pure Heart(ピュアハート)」(志摩市)。
「伊勢志摩スカイラインヒルクライム」は、伊勢志摩で最も高い標高555メートル「朝熊岳(あさまだけ)」の標高500メートルの地点まで一気に駆け上がるコース(距離約8.5キロ)で、早朝6時スタート。伊勢市と鳥羽市を結ぶ観光有料道路の「伊勢志摩スカイライン」を早朝から8時30分まで一般車両を封鎖して行われた(参加者110人)。
「伊勢志摩サイクルマラソン」は、志摩市と鳥羽市を結び同じく観光道路として知られる「パールロード」をゆっくり走るコース(距離約73.5キロ)で、伊勢市や鳥羽市の町を走った後、カキ養殖盛んな浦村地区を抜け太平洋が一望できるパールロードの「面白展望台」(鳥羽市)を折り返す(参加者81人)。スタートは共に三重県営総合競技場体育館(伊勢市)前。
ヒルクライムには、自転車アイドル「ちゃりん娘」のメンバーの松本奈々さんと平野由香里さんも参加。松本さんは「結構きつかったがとても楽しかった」と笑顔で話す。平野さんは参加女子選手中一番でゴールした。1000メートル級の山を駆け上がるヒルクライムに何度も参加する愛知県の近藤尚弥さんは「序盤からみんなハイペースで、その勢いで一気に登ったので、距離は短いがかなりきつかった」と感想を漏らす。
実行委員長の大山毅(たかし)さんは「そのほかに自転車関連のイベントでは、10月5日には『サイクルオータムフェスタin道の駅伊勢志摩』を、12月7日には『伊勢志摩サイクリングフェスティバル』などが開催される予定。自転車に乗って伊勢志摩の魅力を体で感じて欲しい。多くの人が参加していただければ」とPRする。
「伊勢志摩スカイラインヒルクライム」各カテゴリーごとの優勝者は以下の通り。エリート・森本浩祐さん(松阪市)25分43秒35、スポーツ・北岡主成さん(松阪市)24分36秒69、ビギナー・尾関克悟さん(長久手市)25分59秒92、レディース・井上藍さん(京都市)43分28秒86。