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稲穂で書く「稲わら書画」の書き初め会-浄心流雲龍・爪橋静香宗家と門下生ら

稲穂で書く「稲わら書画」の書き初め会-浄心流雲龍・爪橋静香宗家と門下生ら

稲穂で書く「稲わら書画」の書き初め会-浄心流雲龍・爪橋静香宗家と門下生ら

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 「竹光庵(ちっこうあん)」(度会郡玉城町、TEL 0903152-3704)で1月4日、稲穂や稲わらを筆代わりにして書く「浄心流雲龍(じょうしんりゅううんりゅう)」稲わら書画の書き初め会が行われた。

稲わらや稲穂を筆代わりにして書く門下生たち

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 竹光庵は爪橋さんが書道を初め、茶道、華道、和裁・着付けなど日本の伝統文化を伝えようと2003年に作った茶室で、子どもから大人までの生徒が通い学びと憩いの場となっている。

 稲わら書画は爪橋さんが1988年の辰年の正月、稲わらを使って文字を書いたのが始まり。その後、浄心流雲龍(じょうしんりゅううんりゅう)を興し宗家となり、稲わら書画の楽しさを多くの人に伝えている。

 この日は同流派宗家の爪橋静香さんと普段から教室に通う門下生6人が参加。新年を迎え新たな気持ちで臨み、それぞれが「翔」「羊」「成」「和」「快」「花」の文字を稲穂や稲わらを束ねた筆を使い、心を整え真剣な表情で力強く、優しく書き上げていた。

 筆に使う稲穂(稲わら)は、1989年に伊勢志摩地方を襲ったに2度の大きな台風の際、伊勢神宮の神田の真ん中に、被害を免れ2株だけ直立して元気よく生えていた稲からとった「幻の米」「神の米」ともいわれるイセヒカリで、神岳(かみがたけ)の水で育てた昨年収穫したものを乾燥させて使っている。

 内宮前おはらい町「茶房 山中」(伊勢市宇治今在家町)では現在、作品展も開催している。1月31日まで。

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