志摩市の大崎半島にあるリゾート施設NEMU HOTEL & RESORT(志摩市浜島町、TEL 0599-52-1111)に3月18日、和食レストラン「里海(さとうみ)」が新たに誕生した。
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昨年3月に温浴施設「KIYORA(きよら)」を、10月に「NEMU GOLF CLUB」を新しくオープンさせたばかりの同施設。これまで同ホテル内にあった洋食レストランを全面改装し、和食レストランに一新させた。
内装には、日本の伝統「組子」を使った文様(三重菱、井桁、青海波、麻の葉)、割烹テーブルやカウンターには三重県大台ケ原のトチノキや松阪市飯高町産の伊勢ヒノキを使用した。そのほか、竹や伊勢砂利などを使い「Made in 伊勢志摩」で和を演出した。
同施設総料理長は、愛媛県出身の吉田道彦さん。吉田さんは1985年から和食の道に進み、2000年に「京都センチュリーホテル」(京都府京都市下京区)、京都嵐山「嵐亭」(同右京区)、2011年から1625(寛永2)年創業の老舗旅館「岩沼屋」(宮城県仙台市)で料理長を歴任後、2014年から同ホテル和食総料理長に。
新しくなったレストランのコンセプトは「森に浮かぶレストラン」、割烹カウンター(4席)、個室(5室、42席)、テーブル(23卓、68席)。同施設総支配人の野並健治さんは「伊勢エビやアワビ、松阪牛など伊勢志摩で取れる食材、総料理長・吉田道彦が京都で培った素材を活かす伝統技法を使った調理、同施設内の自然を楽しむ演出、リゾート感あふれる空間とサービスにこだわった」と話す。
「『里海』は料理や器にこだわったが、特におもてなしあふれる接客サービスを充実させ、楽しいコミュニケーションをお客様と交わしながらさらにご満足のいく時間を過ごしていただけるように努めていきたい」とも。