伊勢神宮奉納全国花火大会-全国から花火師50組が集結

「第62回神宮式年遷宮・お木曳行事記念 第55回伊勢神宮奉納全国花火大会」写真は昨年第54回での様子。

「第62回神宮式年遷宮・お木曳行事記念 第55回伊勢神宮奉納全国花火大会」写真は昨年第54回での様子。

  • 0

  •  

 7月14日に開催予定が台風4号の影響で順延となっていた「第62回神宮式年遷宮・お木曳行事記念 第55回伊勢神宮奉納全国花火大会」(大会事務局=伊勢市役所観光事業課内、TEL 0596-21-5566)が9月8日、伊勢市中島の宮川河畔、度会橋上流付近で開催される。主催は伊勢市、伊勢市観光協会、伊勢商工会議所、中日新聞社。

[広告]

 同花火大会は、1953(昭和28)年、第59回神宮式年遷宮を記念して始められ、今回で55回を迎える格調と歴史のある大会。昨年の人出は約20万人。北は秋田県、南は鹿児島県など、全国各地から選抜された花火師たちが伊勢神宮に奉納し、その年の安全を祈願するとともに、日頃の研鑽の成果を発表する競技花火大会。

 競技内容は、各業者が5号玉(直径約15センチ)1発と10号玉=1尺玉(直径約30センチ)1発を順に放揚する「打上花火の部」50組と、3分間に700発のさまざまな花火がリズミカルに打ち上がる「スターマインの部」10基から構成される。花火の打上げ総数は9,055発を予定。

 今年の目玉は、第55回を記念して5号玉55連発の花火と、おかげ横丁神恩太鼓の曲に合わせて打ち上げる「お木曳行事記念」スターマイン「花火今昔物語」、昨年初めて打ち上げ好評だった、藤井フミヤさん作詞作曲の第62回神宮式年遷宮イメージソング「鎮守の里」に合わせて打ち上げるワイドスターマインだという。

 同大会事務局は「開会と同時に55連発があり、昨年スターマイン部門で優勝した小口煙火(長野県)が一番に打ち上げるので、開口一番がまず最初の見所になる。遅れないように来てほしい。今年は第55回記念にお木曳行事記念も重なりそのほかにも見所がたくさん。この大会で出展できる花火玉は、5号玉1発と10号玉1発の1業者わずか2発だけ。花火師の技と心意気が込められた高レベルの花火大会に期待してほしい」と話している。

 同大会に合わせて、標高555メートルの朝熊山(あさまやま)からの観覧にと観光道路「伊勢志摩スカイライン」(伊勢市宇治館町)では、通常7時~19時のところ3時間延長し22時まで営業、さらに19時以降の入場車両について軽・普通自動車(通常1,220円)を半額(610円)にする。夜景の名所となっている「一宇田(いちうだ)展望台」からの観覧がおすすめだと言う。問い合わせは三重県観光開発(TEL 059-226-6752)まで。

 開演=19時30分、終演=21時15分ごろの予定。小雨決行。大雨・強風・増水時は、翌9日に順延。

伊勢神宮奉納全国花火大会伊勢志摩スカイライン

  • はてなブックマークに追加

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース