2001年の「同時多発テロ事件」をきっかけに平和への思いを寄せ、地球全体が音楽に包まれることを夢見て毎年全国各地で開催される「セプテンバーコンサート」が9月8日、昨年に引き続き三重県営サンアリーナ（伊勢市朝熊町）で開催された。主催は、伊勢セプコン実行委員会（伊勢市朝熊町スコルチャ三重内、TEL 0596-22-7700）。

　「同時多発テロ事件」があった翌年の2002年9月11日、「平和への祈りをこめて、N.Yの街中を音楽で満たそう！」とニューヨークから始まった「セプテンバーコンサート」は今年で6回目。日本では2004年から始まり、3回目になる。「平等」「自由」「入場無料」を基本理念とした市民参加型のコンサートで音楽ジャンルも経験も参加地域も問わない。初年度は39会場、2006年度は49会場だったが、今年は56会場でコンサートが行われ、活動規模は年々拡大している。

　全国で最も早く開催される伊勢会場には、同コンサート代表の庄野真代さんとギターリストの田中章さんも駆けつけ、庄野さんが代表曲「飛んでイスタンブール」など3曲を熱唱し、平和への願いを来場者とともに誓い合った。コンサートの最後には、セプコンテーマソングの「YOU CAN ～愛の国」を参加者、来場者全員で合唱した。当日の来場者は延べ約500人（主催者発表）。

　山本久徳実行委員長は「昨年は初めてで手探りだったが今年は2回目と言うこともあり、平和・地球環境についてのポスターコンクールや国際交流協会さんの参加など、横の広がり感がでてきた。少しでも『平和』を意識するきっかけになれば」と話している。

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