「第27回全国菓子大博覧会・三重(通称「お伊勢さん菓子博2017」)」が明日4月21日、開幕する。会場は、朝熊(あさま)山麓にある三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)一帯で、開催期間は5月14日までの24日間。
全国菓子大博覧会は、全国の菓子を一堂に集め、展示・即売。約4年に一度開催され、前回は広島で開催された。期間中に約60万人の来場者を見込む。
「お菓子のテーマ館」のシンボル展示の一つは、歌川広重作浮世絵「伊勢参宮 宮川の渡し」をモチーフに江戸時代のお伊勢参りのにぎわいを巨大工芸菓子で表現。三重県内の和洋菓子職人110人が約1年間掛け制作。約幅10メートル、奥行5.5メートルの大きさで、人形約250体が伊勢詣でをし、サクラの木16本に約10万輪の花を咲かせ、マツの木31本に約10万本の松葉を一枝ずつ丁寧にくっつけた。全体の重さは約12トンに及ぶという。
県菓子工業組合青年部長で、シンボル展示の製作責任者を務める早川賢(まさる)さんは「当初サクラの花は4万輪の予定だったが、10万輪に増えてしまった。4分咲きが満開になった。隠れキャラとしてレスリングの吉田沙保里さん、鈴木英敬三重県知事、同博の公式キャラクターの『いせわんこ』などがお菓子の中に登場しているので探していただければ」と話す。
当日券は大人=2,000円、シニア=1,600円、中・高生=1,400円、小学生=800円。