三重県の伊勢志摩に会場を移し今年で2回目になる「全米女子プロゴルフ協会公式戦ミズノクラシック」が11月2日、曇り空の中真珠イカダ浮かぶ英虞湾に隣接する近鉄賢島カンツリークラブ(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-43-1082)で開幕した。
この日の気温は14.7度、北西の風6メートル。ギャラリーは手をこすったり、温かい飲み物を買い求めるなどで寒さをしのいでいた。選手も一様に風や芝の様子を気にしながらプレーし、全選手がホールアウトしたのは15時ごろだった。
初日の結果はローラデービス選手(英)が7アンダーで単独1位、2位には有村智恵選手とレイリーランキン選手(米)が入った。上田桃子選手は2アンダー、横峯さくら選手はアンダーパー、宮里藍選手は5オーバーの結果になった。2位の有村選手のほか、4位に原江里菜選手(5アンダー)、5位に中田美枝選手(4アンダー)が付け、日本女子勢も大いに健闘した。
初日1位で通過したローラデービス選手は共同記者会見でプレーの好調ぶりを伝え、「あと2勝で『殿堂(世界ゴルフ殿堂)入り』するので優勝を目指したい」と優勝への意気込みを話した。伊勢志摩に来てから魚釣りに出かけ、「とてもいい船頭さんでよく釣れるところへ連れて行ってもらい楽しかった。おかげで15匹も釣り上げた」と伊勢志摩でのリラックスぶりも披露した。
ギャラリーとして3,292人が入場し、アンケートに答えた先着1,000人に「ミズノクラシックオリジナル観戦チェア」(協賛=三重県下JAバンク、JA三重信連)が、抽選で100人に真珠のアクセサリー(協賛=真円真珠発明100周年実行委員会)がプレゼントされるなど、トーナメント以外でも盛り上がりを見せていた。
真円真珠発明100周年実行委員会の中村哲也さんは「歓迎レセプション(10月30日)でプレゼントした真珠をどれだけの選手が身に着けてくれたか確認したら、木村敏美選手と金美賢(韓)選手が着けてくれていたのでとてもうれしかった。2日目、最終日も多くの選手が着けてくれれば」と真珠PRに期待を寄せている。