日米両ツアーを兼ねた女子ゴルフトーナメント「ミズノクラシック伊勢志摩」2日目予選ラウンドが11月3日、近鉄カンツリークラブ(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-43-1082)で開催された。
この日は北北東の風8メートル。気温18.5度。選手とギャラリーは早朝の風と寒さに悩まされたが、次第に太陽の日が差し、午後からは最高の陽気となりTシャツ姿になる人も。ギャラリー数6,456人(大会本部発表)で昨年2日目の動員数5,823人を大きく上回った。
初日2アンダー10位の上田桃子選手は、5アンダーの好成績で、スコアを伸ばすことができなかったローラデービス(英)選手と共に7アンダーで1位通過、中田美枝選手が6アンダー、原江里菜選手、有村智恵選手は5アンダー、その下に諸見里しのぶ選手が3アンダーで付け、日本人女子選手の健闘が際立った。横峯さくら選手は1アンダー、宮里藍選手は調子を取り戻しつつあるものの初日の5オーバーを引きずり61位タイ。
竹内千尋志摩市長への本紙直前電話取材で、上田選手の1位通過を伝えると、「昨年の経験をばねに優勝し、真珠のネックレスを獲得してほしい。賞金女王のことを考えるとつい力が入ってしまうので『パールクイーンを目指す』という気持ちで肩の力を抜いて頑張ってほしい」と談話を残した。
上田桃子選手はホールアウト後の共同インタビューで「今年はギャラリーからたくさん声援を頂きホームの様でとてもプレーしやすい。昨年の反省もあるので最終ラウンドもしっかりプレーできると思う」と話した。志摩市長の取材談話を伝えると「パールクイーンが似合う女性になりたいです」と市長のエールに応えた。
11月4日の最終ラウンドは7時30分スタート。MBS・CBS・TBS系全国28局ネットで15時~16時54分までテレビ放送される。