「志摩の特産品を生かしたオリジナルの商品を作って、全国に『志摩』をPRしたい」と意気込みをみせるのは、真珠貝の貝柱と貝肉で作った「パールカレー」を新発売するサンエイ(志摩市志摩町和具、TEL 0599-85-0370)の山本起大さん。
伊勢志摩地域の特産品を利用した商品(加工品)の販売を――と1995年に郷土料理の「手こね寿司」を家庭でもおいしく簡単に食べられるように「カツオのてこね寿司セット」(3,300円)を販売。「お取り寄せ」ブームの火付け役ともなった雑誌BRUTUS(ブルータス)の特集「日本一おいしい『お取り寄せ』はこれだ!」(2004年9月発売)で「手こね寿司セット」が取り上げられ、100点満点の評価を得て、大ブレイク。その年に「手こね寿司」に代わる次の商品を――と企画開発を始めたのが真珠をイメージさせる「パールカレー」だった。
同商品は、伊勢志摩の地場産業でもある「真珠養殖」の真珠を取り出した「アコヤ貝」から出る副産物の貝柱と貝肉、貝殻パウダーを使用し、真珠の白をイメージした「白いカレー」に仕上げている。山本さんは「白いカレーなのでシチューでは?と勘違いされるがしっかりとカレーの味がして後から辛さもやってくる。アコヤ貝の貝柱と貝肉を入れ、二枚貝独特のコクがいい味に仕上がった」と新商品に自信を見せる。
商品は200グラム入りレトルトパック×2袋で、価格は1,500円前後を予定。4月から、二見プラザ(伊勢市二見町)、鳥羽一番街(鳥羽市鳥羽)などで販売予定、またネットで購入できるようにホームページも作成中だという。
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