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志摩市のホテルでリュウゼツランの花満開 見上げなくても花の観察可能に

志摩市のホテルでリュウゼツランの花満開 見上げなくても花の観察可能に

志摩市のホテルでリュウゼツランの花満開 見上げなくても花の観察可能に

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 ホテル「都リゾート 志摩 ベイサイドテラス」(志摩市阿児町)の庭と「志摩スペイン村」(磯部町)のパーク外の庭で現在、リュウゼツランから太い花茎が伸び、バナナのような房から細長い黄色の花が満開となっている。

【その他の画像】志摩スペイン村のリュウゼツランは見上げないといけない

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 リュウゼツランは、クサスギカズラ科リュウゼツラン属の大型の常緑多年生植物で、メキシコに多く自生する。花を咲かせると枯死する1回繁殖型植物。4~5月頃に太い花茎が伸び始め、6~7月頃には長さ6~10メートルの高さまで成長し花を付ける。100年に一度だけ花を咲かせる植物という意味の「センチュリー・プラント」とも呼ばれているが、実際には10年から30年に一度開花する。

 ホテルのリュウゼツランは、ホテル開業の1992(平成4)年に植えたもので、5月頃から花茎が伸び、現在は地面から約8メートルの高さまで伸び、7月20日の朝から花が開き、現在満開となっている。客室のバルコニーからは、目の前手に取るように観察できるためホテルは、その部屋を「リュウゼツラン見学ルーム」にして、誰でも自由に見ることができるように対応した。

 同ホテル支配人の藤井貞夫さんは「通常、見上げるしかできないリュウゼツランの花だが、ちょうどバルコニーの高さで開花したので観察するには絶好の場所になった。宿泊以外のお客様でも自由に見学可能なのでフロントに一声かけていただければ」と話す。

 志摩スペイン村のものは7株あるうち2株から同時に花茎が伸びた。そばに植えられているワシントンヤシに負けまいと約7メートルの高さまで花径が伸び、緑色のバナナのような房から花を咲かせている。メジロが花の蜜を吸いに何羽も訪れ、房を小刻みに揺すっている姿が観察できる。

 志摩スペイン村広報担当の柴原風花さんは「巨大なアスパラガスがニョキニョキと出てきたと思ったら、その先にバナナのような房が成長し、花が咲いた。志摩スペイン村開業30周年の年に咲くなんて、お祝いしてくれているようでとてもうれしい。バスロータリーで空を見上げないと見ることができないので、ぜひチェックしてほしい」と呼びかける。

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