神宮司庁(伊勢市宇治館町)は、2024年の伊勢神宮内宮(ないくう)と外宮(げくう)の年間参拝者数の合計が754万1762人(内宮501万4094人、外宮252万7668人)だったと発表した。
2023年は717万3329人(内宮485万4850人、外宮231万8479人)だったので、前年よりも36万8433人増加した。コロナ前の2019年の972万9616人(内宮636万9505人、外宮336万0111人)には及ばないが、増加傾向になっている。
第62回式年遷宮のあった2013(平成25)年からの11年間の累計参拝者数が9216万9126人となり、2025年の参拝者数が783万人874人以上を記録すると1億人を突破することになる。
2024年の大みそか、最後の参拝者が伊勢神宮内宮の正宮(しょうぐう)を出ると、一度御扉(みとびら)が閉まる。2025年1月1日0時新年が幕開けると、再び御扉が開く。安全確保のために動員された警察官のアナウンスでは「カウントダウンをしないように」と注意が呼びかけられたが、23時59分50秒になると待ちわびた参拝者から一斉に新年のカウントダウンが始まった。参拝者は0時とともに警察官の指示に従いながらゆっくりと板垣南御門から入り、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭る正宮に向かって手を合わせた。
新年からの参拝時間は、1月1日~4日までは終日(24時間)、5日は0時~20時、6日は5時~20時、7日以降は5時~18時まで。
伊勢神宮では、1日「歳旦祭(さいたんさい)」、3日「元始祭(げんしさい)」、7日「昭和天皇祭遙拝(ようはい)」、8日「大麻暦奉製始祭(たいまほうせいはじめさい)」、11日「一月十一日御饌(みけ)」、13日「成人祭」の祭典が行われる。