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三重県総合博物館「金曜ロードショーとジブリ展」10万人に 記録更新

三重県総合博物館「金曜ロードショーとジブリ展」10万人に 記録更新(C)Studio Ghibli

三重県総合博物館「金曜ロードショーとジブリ展」10万人に 記録更新(C)Studio Ghibli

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 三重県総合博物館MieMu(津市一身田上津部田)で開催中の「金曜ロードショーとジブリ展」の1月31日からの来場者数が3月7日で10万人に達した。

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 初めて「スタジオジブリ」(小金井市)作品が日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で放送されたのが1986(昭和61)年の「風の谷のナウシカ」だったことがきっかけで、それ以来、同番組ではジブリ作品を200回以上放送。同展は、同番組とジブリ作品を時代背景や当時の同番組視聴率などと合わせて時系列で紹介しながらジブリ作品の魅力を体験できるようにした。

 2カ所の展示会場を設け、同館3階・企画展示室の第1会場では、スタジオジブリがスタジオ開きをした1985(昭和60)年を起点に同番組の歴史やエピソードを展示するコーナーのほか、三重県初登場「ジブリの幻燈桜」や「風の谷のナウシカ」に登場する全長8.5メートル、高さ4メートルの「王蟲(オーム)」や「大王ヤンマ」などの「腐海」をリアルに再現した展示。1997(平成9)年から2009(平成21)年までの期間、同番組のオープニングで流れたアニメーション「フライデーおじさん」誕生秘話なども紹介する。

 隣接し渡り廊下でつながる三重県総合文化センター2階・第1ギャラリーの第2会場では、「魔女の宅急便」「もののけ姫」「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」、高さ3メートルで「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋「油屋」の模型などジブリ映画のシーンをリアルに再現した展示空間で、各コーナーには撮影補助スタッフを配置し、映画のシーンと一緒に撮影できるサービスを行っている。併せて、スタジオジブリ作品の関連グッズなどを扱う売店コーナーも設ける。

  昨年4月18日で開館10周年を迎えた同館。これまでに開催した特別企画展のトップ5は、開館5周年記念の「近藤喜文展」(2019年)=7万4296人、「みんなののりもの大集合~この夏、三重をのりつくそう~」(2017年)=4万2981人、「高畑勲展」(2023年)=4万105人、開館記念の「MieMu発進」(2014年)=3万8591人、開館記念の「でかいぞ ミエゾウ!~化石が語る巨大ゾウの世界~」(2014年)=3万7899人、「大変動の地~三重の三億年・変動に生きた巨大生物たち~」(2016年)=3万3695人だった。

 同館学芸員で広報担当の太田光俊さんは「スタジオジブリでアニメーション映画監督を務めた故・高畑勲さんが伊勢市出身であることなどスタジオジブリと三重県との関係が深いことから、これまで近藤喜文展や高畑勲展を開催してきた」と話す。

 太田さんは「今回のジブリ展は、これまでの来館者数をはるかに超える人気で驚いている。想定を超える来場者に対応するため、土曜・日曜・祝日の観覧については、日時指定券としてローソンチケットとアソビューのみで当日券を販売する(前売券購入者は除外、平日入場の同館でのチケット販売は現金のみ)。周辺の駐車場も混雑しているので時間に余裕を持って来ていただければ」と呼びかける。

 開催時間は9時~17時(最終入場は16時)。月曜休館。観覧料は、一般=1,900円、中高校生=1,500円、小学生1,000円。4月11日まで。

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