
ステンドグラス工房「スヌーグ」(志摩市磯部町)の教室に通う生徒たちの作品展が5月3日、「鳥羽大庄屋かどや」(鳥羽市鳥羽)で始まった。
同工房は、ステンドグラスの魅力を多くの人に知ってもらいたいと、志摩市の西村好信さんが2015(平成)年3月に立ち上げ、今年10周年を迎えた。スヌーグとは、英語でこぢんまりとした、心地よいという意味を持つSNUG(スナッグ)を日本語読みした造語。現在20歳から80歳までの45人の生徒が、自由に自分たちの作りたいものをそれぞれに創作している。教室は日曜以外の週6日、9時30分から11時30分の2時間、予約制で開いている。
作品は38人の生徒が作った約100点を展示。家の形をしたランプや時計、ティッシュボックスなどさまざまな作品が並ぶ。中には南伊勢町のブランドみかん「五ヶ所みかん」のマークをデザインしたもの展示されている。
赤い花がポイントのランプを出品した生徒の中かほるさんは「ステンドグラスを作っているときはとても楽しく時間を忘れてしまう。気軽に見に来ていただければ」と話す。
西村さんは「生徒達の作品展を開催するのは初めて。さまざまなガラスを選びながら、毎日楽しく創作活動に励んでいる。展示しているティファニーランプは約320ピースのガラスをつなぎ合わせて完成させたとても難しい形状の作品。ステンドグラスに興味を持ってもらえれば」と話す。
入場無料、10時~16時:00、火曜休館(6日は開館)。25日まで。