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「みえ木造塾」が津でセミナー 木と建築について学ぶ

「みえ木造塾」が津でセミナー 木と建築について学ぶ(昨年の様子)

「みえ木造塾」が津でセミナー 木と建築について学ぶ(昨年の様子)

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 「みえ木造塾」(事務局=志摩市阿児町)が今年も年4回、「木」と「建築」について学ぶ勉強会を三重県林業研究所(津市白山町)みえ森林・林業アカデミー棟で開く。

昨年の「みえ木造塾」の様子

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 今年で22年目になる「みえ木造塾」は、林業や製材への理解を深め、木造建築の本質を見つめ、学ぼうと毎年勉強会を開いている。これまで木造建築をなりわいにしている人や興味のある人など延べ300人近くが参加した。

 第1回は6月21日、建築家・NHA(東京都渋谷区)代表の橋本尚樹さん「架構が紡ぐ建築と地域~神社研究から万博『いのち動的平衡館』まで~」。橋本さんは大阪・関西万博「いのち動的平衡館」の設計者。第2回は7月26日、穴井木材工場(熊本県南小国町)の穴井俊輔さん「里山の豊かさを問い続ける~製材所から地域を耕す、小さな循環の実践~」。全国で縮小していく製材所を今後のどのように運営していくかについて話す。第3回は8月30日、六車誠二建築設計事務所(香川県三木町)の六車誠二さん「もう一度、伝統を見立ててみる~地域から発信するある大工工務店+設計事務所の軌跡~」。第4回は9月27日、漁村学者・地域計画家・大手前大学講師の下田元毅(もとき)さん「海と山のネットワークコモンズ~漁村のなりわいと暮らしから捉える地域文脈~」を予定する。

 塾長を務める湯谷建築設計(伊勢市吹上)建築士の湯谷紘介さんは「今年は万博に関わる建築家、新しい製材所の在り方を切り開く製材家、みえ木造塾でなじみのある大工工務店と協働する建築家、漁村を見つめる地域計画家の4人の講師を招き勉強する。三重県との共催を予定する木構造実験、山へのフィールドワークも企画進行中。男女世代を問わず、縦横無尽なつながりが根っこのように広がるように、多くの人に参加いただければ」と呼びかける。

 開催時間は各回とも13時30分~16時30分(13時開場)。参加費は各回、大人=5,000円、学生=1,500円。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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