20年に1度社殿などを建て替える「第62回伊勢神宮式年遷宮」(2013年10月)の鎮地祭(ちんちさい)が4月25日、伊勢神宮の内宮(ないくう)、外宮(げくう)、荒祭宮(あらまつりのみや)、多賀宮(たかのみや)で厳かに行われた。
鷹司尚武神宮大宮司をはじめ神職、職員ら約40人が奉仕し、来賓約150人が参列、来賓の中には式年遷宮奉賛曲「鎮守の里」を歌う歌手の藤井フミヤさんの姿もあった。
鎮地祭(ちんちさい)とは、新しい社殿の造営地で無事を祈る儀式で、一般にいう地鎮祭にあたる。新造営地に立てられた五色の幣(へい)のもとで、物忌(ものいみ)の童女が鎌をふりあげ草刈り初めの儀式と、神職が鍬入れの儀式を行う。
大人の神職らに混じり、内宮では同市立修道小学校3年の野村珠己さん、外宮では同市立明倫小学校2年の久田麻由さんが「物忌の童女」を務めた。
鎮地祭は5月2日まで別宮12社で営まれる(4月26日=月読宮・月読荒御魂宮・伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮、4月28日=瀧原宮・瀧原並宮・伊雑宮、5月1日=風日祈宮・倭姫宮、5月2日=土宮・月夜見宮・風宮)。
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