志摩のレストランで「天然トラフグ」を使ったイタリアン鍋

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 志摩のイタリアン料理店「トスカーナ」(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-46-0088)が今年も、三重県の代表的なブランド「あのりふぐ」を使ったオリジナル料理を期間限定で提供している。

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 あのりふぐ(天然トラフグ)の漁期は10月から2月末まで。最近では、天然のトラフグを食べにこの地を訪れる観光客も多くなっている。安乗(あのり)では、戦前からトラフグの延縄漁(はえなわ)を行っていたが、その漁獲のほとんどが「下関ふぐ」となって全国に出荷されていたという。ところが、1989年の大漁(160トン)を手始めに2002年には水揚げ高が日本一になり、ブランド魚「あのりふぐ」として名乗りを上げたのを機に、年々評判が高まっている。

 同店では、「あのりふぐイタリアン鍋コース」のメニューを考案。内容は、アサリのスープをベースにホールトマトを煮込み、そこにフグのアラと貝やキノコをたっぷり入れた「地中海風フグ鍋」が中心。同コースは予約が必要で1人=13,000円~(予約は2名から)

 同店店長の岩城隆晴さんは、「日本が世界に誇る食文化のフグと、イタリア料理の出会いを楽しんでほしい」と話している。

トスカーナ

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