伊勢志摩で活動するダンスチーム「A・U・Z(アウザー)」の3回目のダンスイベント「Auzer SPIRIT(アウザースピリット)」が10月25日、合歓の郷(志摩市浜島町)ミュージックキャンプ・屋内ホールで開催され、満席の約650人(1・2部合わせて1,300人を動員)が舞台に釘付けになった。
同イベントは、代表の坂本臣由さんが「ダンスカルチャーがまったく育っていなかったこの地でも志を持ってすれば何でもできるということを若い人たちにわかってもらいたい」との思いからスタート。今では各地で開催されるダンスコンテストで優勝や上位入賞するチームを輩出するなど、ダンスレベルの向上に拍車がかかっている。
今年はテーマを「ハロウィーン」とし、1・2部合わせて約250人がダンスビートに乗って華麗な踊りを披露した。2部のオープニングでは、マイケル・ジャクソンのプロモーションビデオ風に、変身したゾンビダンサーをバックに「かなり太目のマイケル(芋洗坂係長)」が機敏な動きで会場をわかせた。
今年は、昨年まで「無名芸人」だった「CO-RA(コーラ)」さんが「人気芸人」の「芋洗坂係長」としてブレイクして帰ってくることもあり、これまで共演してきたメンバーらは不思議な気持ちで「係長」の進化ぶりを受け入れていた。ちなみに昨年のテーマは「進化」で、最も進化したのが「係長」だった。
芋洗坂係長は「志摩は第二の故郷。お呼びがかかればいつでも参上する。同イベントは毎年楽しく参加させていただき、子どもたちの成長を見るのが楽しみ」と話した。坂本さんは「昨年よりもショー仕立てになり良かったと多くの人の声をいただいた。みんなよく頑張ってそれぞれが自分たちの意思で考え行動した成果だと思う。来年はさらにグレードアップして盛り上げたい」と意欲を見せた。
そのほか、地元志摩市出身のHIP-HOPグループ「DAZZLE 4 LIFE(ダズルフォーライフ)」のミニライブも行われた。