伊勢志摩で活動しているダンスチーム「A･U･Z（アウザー）」（代表＝坂本臣由さん）のダンスイベント「Auzer SPIRIT Vol.2」が10月27日、昨年に引き続き合歓の郷（志摩市浜島町）ミュージックキャンプ屋内ホールで開催された。同日は、2時間30分のステージ2回を披露、585席の会場は立ち見が出るほどで、延べ1,100人以上が華麗なダンスに見入っていた。

　ダンス出演者は4歳から50代まで、昨年の2倍となる200人。昨年同様にダンススクールの発表会形式ではなくショー形式で行う舞台をコンセプトに構成、「現代の進化したダンスカルチャーを通して、人間の未知なる力を感じてもらえるように」（坂本さん）ステージテーマを「進化」とした。

　チームメンバーの中にはジャズドリーム長島（桑名市長島町）で開催されている「DANCE DREAMチャレンジカップシリー2007」初出場初優勝を飾った「BRILIANT GIRL'S」（第1戦キッズクラス優勝）、「SIMA BREAKERS」（第2戦 U-25クラス優勝）のメンバーも。

　坂本さんは、志摩市と鳥羽市に2店舗をもつ電気店経営者で、高校時代にダンスに熱中し、東京で専門学校に通いながらダンスを習得、現在芸能界で活躍するダンサーらとチームを組むなど約3年間東京で活動していた。

　「もともと3年前に大人15人でダンスイベントを伊勢志摩ロイヤルホテルで開催したのが始まり。それを見た人が自分もやってみたいと自然発生的に集まり、徐々に仲間が増えていった。翌年には50人、昨年は100人でショーを開催。自分たちが楽しみたいという思いからスタートしたショーが大きく進化していった。ダンスカルチャーがまったく育っていなかったこの地でも志を持ってすれば何でもできるんだということを若い人たちにわかってもらいたい」と話している。

　同イベントの収益金の一部を社会福祉のために寄付する予定。昨年は収益金の一部で助聴機を購入し、志摩市社会福祉協議会に寄付している。

A･U･Zジャズドリーム長島「DANCE DREAMチャレンジカップシリー2007」関連記事（伊勢志摩経済新聞）