あおさ焼酎「この空この海このあおさ」売れ行き好調、南伊勢町

あおさ焼酎「この空 この海 このあおさ」を企画販売するマサヤの田岡正広代表。

あおさ焼酎「この空 この海 このあおさ」を企画販売するマサヤの田岡正広代表。

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 昨年11月に販売を開始したあおさ焼酎「この空 この海 このあおさ」の売れ行きが好調で、関係者を和ませている。2週間で1,000本を売り、2カ月で計2,000本を超えた。

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 「あおさ」はヒトエグサのことで、日本近海の浅瀬で広く自生する海藻の一種。地域により「青のり」「アーサー」とも呼ばれ、主に「ノリの佃煮」の原料として使用される。約30年前に、三重大学水産学部(現・生物資源学部)藻類学研究室の喜田教授らが人口種苗に世界で始めて成功してから養殖が始まり、現在、三重県では松阪、伊勢、志摩、五ケ所などの湾岸で広く養殖され、三重県の生産量は全国の約60%を占める。

 同商品は、南伊勢町で採れた1番摘みの香り高い「あおさ」を原料とした焼酎。「あおさ」のさわやかな磯の香りが特徴で、超減圧蒸留で「あおさ」の風味をそのまま残すよう仕上げた。商品名は公募により、全国から1,000通を超える候補の中から命名。ふるさとの空と海を表現したラベルデザインと力強い書体は南伊勢高校生徒のもの。

 同商品を企画販売するマサヤ(度会郡南伊勢町宿浦、TEL 0599-69-3111)の田岡正広さんは「地元の遠洋漁業で世界中の港で世界の酒を飲み続けてきた知り合いの漁師さんに飲んでもらったところ、たいへん気に入ってもらった。ほのかな『あおさ』の香りが特徴で、今の時期ならお湯割にして飲むと、さらに香りが際立っておいしいと評判がいい」と話す。

 同商品の原材料には、米、米こうじ、あおさ(あおさ1%未満)を使用。アルコール度数は25度。容量は720ミリリットルで、標準小売価格は1,260円。伊勢志摩地域の酒店、ホテルのほか、インターネットでも販売する。

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