広域通信制高校「代々木高校」(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-6177)の卒業式が2年続けて華やかになりそうだ。
志摩の代々木高校に通う元気な女子高生たち。真珠を見る目は真剣だった。一番いいのも選んでピース!
同校は、昨年度から地場産業でもある「真珠養殖体験」を総合学習の一環として授業に取り入れている。真珠の元になる核をアコヤ貝に入れる「真珠の珠入れ」作業を7月に、そのアコヤ貝から真珠を取り出す「真珠の浜揚げ」作業を12月に実施、最後に取り出した真珠の中からきれいな真珠を使って携帯ストラップやタイピンなどに「加工」する作業を2月に実施するもの。今では生徒たちの人気授業となり、同校の卒業式には、全員が各自で手掛けた加工品を身に着けて華やかに卒業式を演出するという。
来月に卒業式を控えた2月16日、昨年から同校のサポート役としてかかわる真珠養殖業の番条宏幸さん指導の下、同校生徒とともに取り出した真珠に穴を開け、接着剤を着け、タイピンなどの金具に取り付ける作業を行った。
同校の一色真司校長は「(真珠の)養殖から加工までできるようになったので、来年度には販売にも携わって、一連の真珠にかかわる仕事について生徒に学ぶ場を提供したい」と話す。
卒業式は3月7日に行われる。