第44回全日本サーフィン選手権大会が、28年ぶりに三重県志摩市で開催されることが決定し、その大会の出場権をかけ5月24日、三重支部予選が国府の浜海岸(志摩市阿児町国府)で繰り広げられた。
同大会は、健全なアマチュアスポーツとしてのサーフィンの普及を目指して1965年設立の日本サーフィン連盟(NSA)主催。第44回全日本サーフィン選手権大会は、8月26日~30日の期間、同海岸をメーン会場として約800人の選手と関係者、ギャラリー合わせ4,000人以上が集る大会を見込む。28年前の大会では、同市出身の福田義明さんがボーイズ部門優勝を成し遂げる。
同予選大会は、地元開催となる全国大会を意識した選手たちの情熱が前面に出た大会となり、大いに盛り上がった。中でも同市出身でNSA全日本選手権キッズクラス3年連続優勝の仲村拓久未選手に続け――と活躍するキッズクラスは、浜村海斗選手、佐々木雄大選手、田邉汐凪(たなべせな)選手、村田翔選手、村田嵐選手の5人が凌ぎを削る戦いを繰り広げた。
各クラスの優勝者は、キッズ=田邉汐凪選手、ウィメン=森川きみか選手、ロングウィメン=松本和子選手、ボーイズ=斉藤昇吾選手、ボディーボードウィメン=交久瀬典子選手、ロングメン=田尻陽一選手、メン=東俊選手、シニア=仲村一智選手、マスター=石村正登選手、グランドマスター=森本健二選手、ロングマスター=西村礼介選手。
同連盟三重支部長の池内悟さんは「8月の大会に向けて実行委員会を設立し、準備に向けた会議を重ねている。今日の予選大会も全国大会に向けた緊張感が選手から現れ素晴らしい大会となった。この調子で『第44回全日本サーフィン選手権大会』を成功させ、次回につなげていきたい」と話す。
この日は大会の前に、クリーンビーチの一環として海岸の清掃活動も実施された。