今年で44回目を迎える全日本サーフィン選手権大会が8月26日~30日まで、志摩市阿児町の国府海岸を舞台に開催される。
地元(ホーム)出身の4連覇を目指す仲村拓久未選手とキッズクラス田邉汐凪選手、浜村海斗選手。
アマチュアチャンピオンを決定する同大会は、日本サーフィン連盟(東京都文京区湯島)が主催する日本でも最大規模の大会。28年前の1981年には、第16回大会が同海岸で開催され、同地区代表で福田義明さんが出場し、ジュニアクラスで優勝をしている。
福田さんは「地元(ホーム)出身で全日本選手権キッズクラス3年連続優勝の仲村拓久未選手が今回からボーイズクラスに移行し、4連覇をかける戦いに注目したい。拓久未の下の世代にあたるキッズクラスで出場する田邉汐凪(せな)、浜村海斗(かいと)らがどこまでいけるかが楽しみ。今大会を機にレベルアップを目指してさらに層の厚い選手を育てていきたい」と期待する。
日本サーフィン連盟の山口靖理事長は「国府海岸は、3つのポイントが余裕で取れるほど広いビーチで、運営上もとても実施しやすい。施設面でも充実し、また地元自治会や行政の協力などを頂きとても有難い」と話す。
同連盟三重支部顧問を務める三重県議会議員の中嶋年規さんは「全国大会の開催をきっかけに、県大会の開催では先進地の宮崎県のように知事賞が出せるように三重県大会の開催につなげていきたい。ウミガメが産卵する海岸としても注目し、自然との共存共栄できる環境の整備も指向したい」と意欲を見せる。
同大会は30日の12時30分を目標に閉会式を予定。キッズ、ボーイズ、ジュニア、メン、シニア、マスター、Gマスター、ガールズ、ウィメン、LBメン、LBマスター、LBウィメン、BBメン、BBウィメンのクラスで860人の選手が戦う。