元お笑い芸人で映画監督、路上詩人の肩書きのほか環境保護活動などを行う「てんつくマン」さん監督2作目となるドキュメンタリー映画「107＋1天国はつくるものPart2－奇跡は起こり連鎖する編－」の上映会が12月7日、修養団伊勢道場（伊勢市宇治今在家町）で開催された。

映画上映後のてんつくマンさんによる書き下ろし。

　上映会は、北海道から沖縄まで全国55カ所で上映する「カモンツアー」の一環で、伊勢市は23カ所目。

　てんつくマンさんは「1人の力は微力かもしれない。しかし決して無力ではない」と強く訴える。映画では、前立腺がんで5年後の生存率は0％と宣告された野見山さんや余命早くて半年、2年後の生存率0％と宣告された杉浦さんが引き起こした奇跡、自然分娩で生むことの大切さを伝え実践する吉村医院（愛知県岡崎市）の吉村院長を取り上げ、人間の可能性、生命の誕生についてフィーチャーした。

　上映会終了後、てんつくマンさんによるトークライブも開催。この中で、「人って素晴らしい。人ってすごい力を持っている。奇跡は起こるし連鎖するってことを認識してほしい。本当のヒーローはテレビのブラウン管の中にいるのではなく、父親だったり、近所のおじいさんだったり、身近にいることに気付いてほしい」と話す。

　修養団・元伊勢道場長の中山靖雄さんは映画の完成を祝い、会場に集まった参加者に「喜べば、喜びごとが喜んで、喜び集めて喜びに来る」とエールを送った。

　2003年11月上映の前作「107＋1天国はつくるものPart1」は13万人を動員した。