鳥羽市観光協会は7月22日と23日の2日間、鳥羽~神島間で「カヌートライアル」イベントを開催した。
コースは、鳥羽小涌園(鳥羽市安楽島町)をスタートし、坂手島を西から半周して菅島灯台下海岸で休憩後、神島へ到着、神島で一泊。歓迎イベント、宿泊先での豪華な食事の後、翌日再び同じコースで戻るもの。
天候不順の影響もあり、参加艇数は例年より少なく、大会参加者は59人(うち子ども3人)で、出艇数は2人乗り7艇、1人乗り44艇。初日は天候に恵まれ順調にスタートしたが、翌日は濃霧で視界がほとんどなく、難しい運営になった。
同大会実行委員会メンバーで、シーカヤックスクール・ツアーなどを開催する「パドルコースト」(度会郡度会町)代表の吉角立自さんは、「最初の頃と比べると上手な方が増え、スタッフの技術も向上しているので、条件が良くなくても完漕できるようになった。問題点は、神島の宿泊施設が高齢化などで廃業した所が増え、宿泊のキャパが少なくなってしまったこと。ただ、来年は20回の節目になるので何か考えたい」と、来年に向けての意気込みを話していた。