賢島ローズネットファーム（志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-7567）のビニールハウスの中で育つ約5万株のバラを直接手で摘む「バラ狩り」が人気を集めている。

「バラ狩り」で「バラ風呂」を体験。ローズネットファームで。

　同ファームは、「世界中の人々をバラで笑顔に」をテーマにするローズネット（大阪市中央区）の直営農園で、水耕栽培・無農薬のバラを育て現在、ティネケ（白）、オーシャンソング（紫）、パレオ（オレンジ・黄）、ニルバーナ（ピンク）、香りの強いジュピター（黄）、レッドスター（赤）、花の形が変化するキャラメルアンティーク、枝分かれして何本も花が採れるスプレータイプのアンティークレース（ベージュ・ピンク）の8種類のバラが常時咲く。

　入園料（大人＝500円、小中学生＝250円）と1輪につき80円で自由に好きなバラを摘み持ち帰ることができる観光農園と、地元のホテルや旅館、通信販売用の「バラ風呂」の材料供給ファームとして7月7日の正式オープンを待つ。

　現在はプレオープン期間として一部施設を、地元住民や観光客に開放し人気スポットとなっている。プレオープン期間限定で、バラを1輪につき50円で販売している。将来的には、バラの植樹や育て方セミナーなどが体験できる生産施設とバラ狩りやカフェ、足湯などの観光施設を併設した「花のテーマパーク」を目指すという。

　同社の吉田求仁栄さんは「観光バスでの団体客も増えている。団体様が重なると開花したバラが少なくなるので、バラの開花を待つために休園にせざるを得ない日もある（笑）」と話す。

　「摘んだバラを湯船に浮かべて『バラ風呂』にして風呂に入るとストレス解消効果になる。考えごとをする時にも効果的。バラを1輪部屋に飾るだけでも雰囲気が変わる。『バラ狩り』でバラを摘み、自宅で『バラ風呂』に入り、気分をリフレッシュしていただければ」（吉田さん）とも。

　開園時間は9時～13時。水曜定休。