戦国時代をテーマにした「ちょんまげワールド伊勢 安土桃山文化村」(伊勢市二見町、TEL 0596-43-2300)で8月7日・8日、夏限定の特別企画「大江戸怪談肝試し」が開催された。
同企画は、同村で活躍する役者らが迫真の演技で「お化け」「幽霊」になりきり、参加者を怖がらせるというもの。昨年は「安土城」全体を会場にして試験的に実施した。「あまりの怖さに途中でリタイアする人や泣き出す人がいたほど。今年はさらに怖さに磨きがかかっている」と役者の斉藤やすさん。
今年は、実際に村内にある昼間でも怖さ十分な「首無寺」がメーンの会場。入村すると参加者は、「一の丸」にある建物の中に通され、プロの怪談師による怪談を聞く。その後外へ出て、暗闇の中「二の丸」にある首無寺を目指して歩いていく。首無寺で「お札」を取り、村内に建つ菅原道真公の待つ「黄金の天満宮」に納めるというもの。所要時間は約1時間。
怪談は、旭堂南湖さん、宇津呂鹿太郎さん、笑福亭純瓶さん、亀井澄夫さんの4人の怪談師が、古くから日本に伝わる怪談話に加え、現代日本を舞台にした実話などを披露する。
同村広報の眞榮田光広さんは「7日・8日は初回ということもありどうなるか心配だったが、参加者は怪談師の旭堂南湖さんの話でいきなり怖さを体験したようで、その場でリタイアした家族もいた。最後までたどり着けるか…?本当に怖いと思う」と説明する。
今後の予定は、8月13日、14日、15日、21日、22日。それぞれ19時15分~と20時15分~の2回開催、各回100人限定、要予約。料金は、大人1,500円、小人800円。
通常の料金は、通行手形(安土城・割引セット券)大人3,900円、中人2,500円、小人2,000円、入村手形(有料館は別途料金必要)大人2,500円、中人1,200円、小人900円。