今年も日本最大の豪華クルーズ客船「飛鳥II」が8月18日、伊勢志摩にやって来た。夏の人気クルーズ「熊野大花火クルーズ」で、今年は鳥羽港に錨泊した。
伊勢志摩スカイラインの山頂展望台から見た「飛鳥II」手前の宿泊施設の建物よりも大きい
同船は日本郵船グループ郵船クルーズが所有・運航するクルーズ客船で、総トン数5万142トン、全長240.9メートル、全幅29.6メートル、航海速力23ノット、客室数・乗客数462室・800人、乗組員約440人、横揺れ防止装置フィン・スタビライザーを装備、4つのレストラン・カフェ、5つのラウンジ・バー、そのほかプール、グランドスパなどを持つ。命名は女優の岸惠子さん。
同クルーズは、17日開催の熊野大花火を海上から見学するために横浜港を16日に出発し、18日鳥羽港に錨泊し、伊勢神宮参拝ツアーなどを楽しみ、19日の早朝横浜港に到着する 3 泊4日の船の旅。
毎年夏休み企画として子ども連れの家族らに人気で、今回も約850人の客を乗せ「満室」(同社広報)だという。昨年は浜島港(志摩市)に錨泊した。
観光有料道路「伊勢志摩スカイライン」を登り、伊勢神宮の鬼門を守るといわれる「金剛證寺(こんごうしょうじ)」(伊勢市朝熊町岳)が立つ標高555メートルの朝熊岳(あさまだけ)の山頂展望台では、偶然居合わせた観光客が鳥羽湾に浮かぶ「飛鳥II」の大きさに驚いていた。