伊勢志摩の特産品を集めたアンテナショップ「マルシェ志摩」(志摩市阿児町鵜方)が9月6日、志摩市商工会1階にプレオープンした。
同店は、三重県の委託事業「地域物産品市場化支援緊急雇用創出事業」の一環で、地域の資源を有効活用してできた物産品など、これまで三重県内の商工会・商工会広域連合が支援してできあがったものをさらに、販売促進、販路拡大やマーケティングリサーチなどを行い物産品の市場化促進、事業者の事業化支援を目指す場として開店する。9月中を目処に県内5地域(北勢、津、伊賀、松阪、東紀州)から各2品程度の物産品も並ぶ予定。
現在販売する商品は、2008(平成20)年度に取り組んだ「地域資源∞全国展開プロジェクト事業」で完成した志摩の特産品アオサに関連する商品(豆腐、羊かん、バケット、カマボコ)、同じく2009(平成21)年度に取り組んだ地域資源の掘り起こしでできた「薫製伊勢エビソルト」やハンドクリーム「伊勢志摩真珠クリーム」。そのほか、サバやタイの冷薫、タコやカツオの温薫、白いカレー「パールカレー」「わたらい茶」などが並ぶ。
志摩・度会商工会広域連合の小河孝さんは「いまだ出口の見えていない商品だが、磨くと輝く『原石』ばかりを集めた。すでに販路拡大への商談もいくつかあり、中には『原石』を見つけ、中国市場での販売を目論む事業者も現れている。販売が目的ではなく、あくまでもその商品を磨き輝かせること。商品を手にとっていろんな意見を提言してほしい」と呼びかける。
営業時間は9時30分~16時30分。