夫婦岩と満月をデザインした伊勢志摩限定オリジナル「おかげ手ぬぐい」

夫婦岩と満月をデザインした伊勢志摩限定オリジナル「おかげ手ぬぐい」価格は1,300円。

夫婦岩と満月をデザインした伊勢志摩限定オリジナル「おかげ手ぬぐい」価格は1,300円。

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 地元への思いを込めた「土産物(みやげもの)」の開発・販売を手がける伊勢市二見町出身の中村純さんが、インターネットサイト「常若屋(とこわかや)」を8月に開設した。第1弾商品として、夫婦岩と満月をモチーフにした「おかげ手ぬぐい」を紹介する。

夫婦岩の中央に上る満月

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 手ぬぐいは、国産木綿100%の生地に伊勢型紙で型を取り染め抜き、夫婦岩に打ち寄せる荒波の上に大きく満月を表現した。サイズは幅36センチ、長さ94センチ。

 中村さんは、デザイン事務所「SUNKI Design(サンキデザイン)」(伊勢市二見町)を昨年3月に立ち上げ、地域のホームページや商品開発、ロゴデザインなどを手掛ける。「手ぬぐいは、今年の元日に夫婦岩の間から満月が昇ることを知り実際に見に行き、これをモチーフに手ぬぐいを作ろうと考えた。デザインに3カ月、伊勢型紙おこしに1カ月、手染めしてパッケージを考え、完成したのは6月」と話す。

 「江戸時代より盛んになった『お伊勢まいり』『おかげ参り』。当時の日本の人口の10人に1人が伊勢を訪れたといわれる一大ブーム。中でもおよそ60年周期で訪れるビックウェーブが『おかげ年』。1830(文政13)年の『おかげ年』から数えて2010年はその60年周期の当たり年になる。事業化は、そのことを少しでも多くの人に知ってもらいたく思い2年ほど前から構想を練っていた。伊勢志摩の魅力を『みやげもの』として発信し、訪れた皆さんの思い出と共に心に残るようなものを作っていきたい」と中村さん。

 一方中村さんは、二見町を元気にしようと、作り手と買い手を直接結ぶ交流の場「ふたみ 手づくりマルシェ」(次回10月24日の開催)を立ち上げ、事務局も担当する。

 「『おかげ手ぬぐい』第2弾は10月ごろの完成の予定。『ふたみ 手づくりマルシェ』の出店者も募集中。おみやげものやイベントで二見町を盛り上げたい。近い将来、生まれ育った二見浦の夫婦岩表参道に店舗を持てる様に頑張りたい。」とも。

 価格は1,300円。「藍織成(あいな)」「旅館 朝日館」「かどふさ物産店」「勢語庵(せいごあん)」「食事処 多市屋」(二見町茶屋)、「ちょんまげワールド安土・桃山文化村」(同町三津)で販売中。

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