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伊勢で「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ(めおチュー)」-電撃プロポーズ3組も

伊勢で「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ(めおチュー)」-電撃プロポーズ3組も

伊勢で「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ(めおチュー)」-電撃プロポーズ3組も

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 二見興玉神社(伊勢市二見町)の境内で11月17日、同神社の象徴でもある海に浮かぶ夫婦岩(めおといわ)に向かって愛を叫ぶ「夫婦の町の中心で愛を叫ぶ」イベント(通称=めおチュー)が行われた。「日本愛妻家協会」伊勢支部主催。

陳先炳さんが蘇検華さんの左手の薬指にエンゲージリングをはめるサプライズも

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 夫婦岩は、地元の氏子たちが丁寧にわらで編んだ大しめ縄を男岩と女岩の間に掛け結ばれた二見の町の象徴。時には強風や大波で大しめ縄が切れることもあるが、すぐに氏子たちによって修復され再び固い絆を結ぶ。夏至前後には朝日がその間から昇り、冬至には満月が出る。天気のいい日には富士山も現れる。

 今年で5回目となった同イベントは、毎年11月22日「いい夫婦(ふうふ)の日」の前後に開催。今年は当日の飛び入り申し込みを含めた15組が夫婦岩に向かって愛を叫んだ。

 東京在住の小幡学さんと望月あすなさんは前日にネットを見て申し込み、そのために伊勢までやってきたカップル。19歳から付き合い出して6年になるという。小幡さんが「結婚しよう!」とプロポーズすると望月さんの目からは大粒の涙がこぼれた。「よろしくお願いします」と応えると、会場からは「おめでとう!」「フー」と声援とともに大きな拍手が起きた。

 愛知県在住の加藤大輔さんは、伊勢出身で妊娠7カ月になる楠成美さんにプロポーズ。「これまでいろいろあり迷惑を掛けた。しかし、これからは一家の主としてお腹の中の子どもを幸せにします。愛しています。結婚して下さい」と大声で叫ぶと涙で目を赤くしながら「よろしくお願いします」と笑顔で応えていた。

 会場に居合わせた参拝者たちからは「感動した(涙)」「鳥肌立って涙が出そうになった」「すごい勇気~尊敬する」などの感想が漏れていた。中国出身の陳先炳(ちんせんへい)さんは恋人の蘇検華(そけんか)さんにプロポーズ。蘇さんがそれに応えるとその場でひざまづき、隠し持っていたエンゲージリングを左手の薬指にはめた。

 同支部の濱千代美治さんは「自分も今の主人と付き合い出して6年が経ち、いつプロポーズしてくれるんだろう?とやきもきしていた。小幡さんと望月さんのプロポーズを聞いてその時の気持ちがよみがえった」と言葉をつまらせた。「もう今回で(めおチューを)最後にしようと思っていたが、(そんな思いをさせてもらったので)続けなければ!」と決意を新たにした。

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