ブルーベリー農園と農園カフェを併設した「みのなる森 とこよの郷」(鳥羽市畔蛸(あだこ)町、TEL 0599-33-7166)が7月5日、南鳥羽の自然豊かな森の中にオープンした。
【関連画像】南鳥羽にできたブルーベリー農園と農園カフェ「みのなる森 とこよの郷」
カフェスペースからは正面に、太平洋と的矢湾、安乗(あのり)岬、西の方向には渡鹿野(わたかの)島、横山展望台、世界遺産「熊野古道」につながる熊野灘が展望できる。同施設は、1600トン、2400トン、3000トンクラスの船を6隻所有する海運業の盛徳海運建設(鳥羽)が母体で、同施設の守人(しゅじん)には同社の小田徳彦社長が兼務する。
2万坪の森の一部(3000坪)を開発し、ラビットアイ系の「ブライトウェル」「ブルーマル」、ハイブッシュ系の「アクアシェル」「スパルタン」の4種計600本のブルーベリーをポット栽培する「農園」に、カフェ「TOKOYO CAFE(トコヨカフェ)」、ショップ「郷のお店」などを併設。ガーデンエリアには、全国の港湾・護岸工事用に使用する尾鷲市で採れる花こう岩「紀州石」をふんだんに使った。日本のミカンの原種とされ鳥羽市の木に指定されているヤマトタチバナの木約500本も植えた。
小田さんは「『みのなる森』とは『果実がなる』と、摘み取り体験などで『人の身になる(ためになる)』ことで、人が元気になってもらえるような施設になればという思いを込めた。ここを訪れてくれることで笑顔になってもらいたい」と話す。
農園での摘みとり体験は要予約で、大人=1,500円、4歳~中学生=1,000円、4歳未満無料。カフェメニューは、凍らせたフレッシュブルーベリー約100グラムをミキサーに掛けヨーグルトや牛乳などを加えたブルーベリースムージー、ブルーベリーフラッペ(バニラアイスのせ)(以上500円)、海女の魔よけの紋章「ドーマン・セーマン」をブルーベリーソースで描いたブルーベリーレアチーズケーキとコーヒーのセット(700円)、コーヒー(300円)など。ショップでは朝摘みブルーベリー100グラム(400円)で販売する。
小田さんは「ブルーベリーの摘みとり体験には予約が必要なので事前の確認をお願いしている。カフェはいつでも利用可能なので気軽にお越しいただければ。今後、カフェの新メニューの開発や加工品の販売、体験メニューなどを充実させていきたい」とも。
営業時間は9時~16時。