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皇學館大生が「現代日本社会学部弁当」開発・販売-実践通じビジネス学ぶ

「日本を動かす」人材を育てる学部新設-皇學館大学生、まずは「皇學館大現代日本社会学部弁当」の開発で伊勢から日本を見る

「日本を動かす」人材を育てる学部新設-皇學館大学生、まずは「皇學館大現代日本社会学部弁当」の開発で伊勢から日本を見る

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 皇學館大学(伊勢市神田久志本町)現代日本社会学部の学生たちが考えた弁当、その名も「皇學館大現代日本社会学部弁当」が10月29日と31日、同大学学園祭「第49回倉陵祭」会場で試験販売された。

「皇學館大現代日本社会学部弁当」雨の中販売

 同学部は今年4月、「NIPPONを動かそう」をテーマに現代日本の問題を解決できる人材を育成するため創設。1期生となる1年生97人が現在、政治、経済、社会、福祉、伝統文化の基本分野を学びながら、「キャンパスセミナー」という授業で「伊勢のために役立つことを提案し、実践しよう」と5チームに分かれテーマを決め実践している。

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 同弁当は、岩崎正彌准教授が指導する学生19人のチームが、5月から企画を練り上げ、9月中ごろに地元伊勢市内でレストランや食堂、弁当販売などを手がけるキャリオン(岩渕)に協力を求め、共同開発し実現した。

 メニューは伊勢の食材を使い、オリジナルみそで漬け込んだ「鶏のみそオーブン焼き」や度会茶入りの衣をまとった「オーブン焼きコロッケ」「伊勢うどんと季節野菜のかき揚げ」など6品と、宮川流域の水で育てた有機栽培の新米に伊勢茶と竹筒ごといぶした塩の薫製を入れて炊いた「茶めし」を入れ、安全でヘルシーな弁当を完成させた。価格は500円。

 学生たちは同祭で、29日に50食、30日に80食、31日に100食の販売計画を練り、同社に発注。30日は台風の接近に伴い同祭が中止となり、急きょ発注予約した弁当をキャンセルしたハプニングもあったが、29日と31日で150食を完売した。

 岩崎准教授は「まずは伊勢の人たちに役立つことを学生たちの目線で考え実践した。価格も学生の価格基準が反映されたもの。学生たちはそこから得られる利益でビジネスの喜びや厳しさを学んだ。今後この弁当を大学内や駅の売店などでも販売可能かを今後の授業でリサーチし実践する」と説明する。

 弁当のメニュー作りに協力した同社の高橋洋子社長は「試行錯誤を繰り返しながら本物を目指していってほしい。今後も温かく見守り応援したい」話す。