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「45年前の経験を今の学生に体験をさせたくないから」と-伊勢でパブロ音楽祭

「45年前の経験を今の学生に体験をさせたくないから」と-11月21日、伊勢でパブロ音楽祭を開催する主催者の西村充雄さん

「45年前の経験を今の学生に体験をさせたくないから」と-11月21日、伊勢でパブロ音楽祭を開催する主催者の西村充雄さん

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 ミキモトホール伊勢(伊勢市黒瀬町)で11月21日、「第2回パブロ音楽祭 クラリネットとギターが奏でる『80分間世界一周音楽の旅』」が開催される。「伊勢の地を音楽であふれるまちに」と地元飲食店「食の楽団 パブロ」(岡本、TEL 0596-63-5826)が主催する。

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 主催者の西村充雄さんは、1981(昭和56)年に伊勢管弦楽団を友人らと創立、三重大学管弦楽団で4年間、三重県警察音楽隊で2年間、ホルンの指導に当たる。昨年同店を開業し、12月「第1回パブロ音楽祭」を店内で開いた。

 「45年前宇治山田高校吹奏楽部に入部したが、当時楽器も少なく周囲で指導してくれる人もないまま3年間を終えた。上京後、法政大学交響楽団に入団し、読売日本交響楽団首席ホルン奏者の故・黒澤勝義さんにレッスンを受けた。高校時代とは比べものにならないほど、見るもの、聞くものすべてが新鮮で感動も毎日だった。高校生時代に少しでも基本を教わっていれば――と悔やんだ思いがコンサートを始めるきっかけになった」と西村さん。

 同祭は、横浜バロック室内楽団のメンバーでもある橋本光博さんのクラリネット、第27回東京国際ギターコンクールで1位に輝いた石井弘さんのギターによる演奏会。南アフリカの「マライカ」や日本「見上げてごらん夜の星を」など世界中の民謡やポピュラーソングなどを集め演奏する。

 「将来的には、子どもたちに楽器への取り組み方、奏法などを伝え、合奏する楽しさと音楽への関心をさらに深めてもらえるように、音楽祭の前日にクリニックを開いていきたい。その積み重ねが伊勢の音楽文化向上につながれば」とも。

 開場13時30分、開演14時。入場料は、一般=2,000円(当日2,500円)、学生=500円(同800円)。チケットは、同店と村井楽器店(御薗町長屋)、古川書店新道本店(一之木)、同度会橋店(小俣町宮前)、ギャラリーボナール(志摩市阿児町鵜方)で購入可能。

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