6月1日発売の三重の季刊ローカル誌「NAGI凪(なぎ)」最新号が、三重県内の「絶景スポット」を特集している。タイトルは「絶景を歩く 三重を語るなら、この景色を見てから」で、各スポットを実際にトレッキングしながら紹介する。
三重の季刊ローカル誌「NAGI凪」45号(夏号)「絶景を歩く」
紹介する絶景は、岩が柱状に割れた柱状節理が美しい「屏風岩」と落差80メートルの「屏風滝」(熊野市)、鈴鹿の槍ヶ岳と呼ばれる標高1,161メートルの「鎌ヶ岳(かまがたけ)」(菰野町)、熊野灘に面した周囲550メートル、高さ80メートルのかまぼこ型柱状節理の「楯ヶ崎(たてがさき)」(熊野市)、奈良との県境にある標高1,037.6メートルすり鉢状の「倶留尊山(くろそやま)」(津市美杉町)、標高1,420メートル県内単独最高峰の「桧塚奥峰(ひのきづかおくみね)」(松阪市飯高町)に、広域伊勢志摩圏内にある標高502.9メートルの「姫越山(ひめごやま)」(度会郡大紀町・南伊勢町)。
姫越山は、中部電力が1963(昭和38)年に原子力発電所の建設予定地として計画を発表した芦浜を見ることができる。当時、推進派と反対派で町が真っ二つに割れ混乱したが、2000年に計画が白紙撤回された経緯を持つ。その結果、今も開発されずに自然が残る芦浜と芦浜池を見下ろすことができる。
そのほか、自転車で県内を紹介する「週末ポタリング」では鳥羽市内の穴場情報を紹介する。
発行は、「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)で、価格は670円。三重県内の主要書店、道の駅などで販売する。