日本最大の豪華客船「飛鳥II」が8月18日、鳥羽港に入港した。
同船は、「鳥羽・熊野大花火クルーズ」と題したツアーで、16日に横浜港を出発し、17日の夜に開催された熊野大花火大会を海上から観覧し、翌日18日に鳥羽港に錨泊しオプショナルツアーとして伊勢神宮や英虞湾めぐりなどを楽しみ、19日に横浜港に帰港する3泊4日のツアー。約870人が乗船し、そのうち約300人が10台の観光バスに乗りそれぞれの伊勢志摩の観光コースを楽しんだ。
「飛鳥II」は、総トン数=50,142トン、全長=241メートル、全幅=29.6メートル、航海速力=最高21ノット、客室数=436室、乗船客定員=872人、乗組員数=約470人、郵船クルーズが運営する日本最大の客船。大きさではタイタニックとほぼ同じだという。同船は、7月27~28日に大船渡港に入港し「復興支援クルーズ がんばろう!大船渡」と銘打ち、大船渡の復興支援行事としてクルーズ売上金から見舞金の贈呈、大船渡市、陸前高田市、住田町の住民500人を招待したミニ乗船体験会などを行っている。
同ツアーは、毎年人気のツアーとして「ぱしふぃっくびいなす」(日本クルーズ客船) 「にっぽん丸」(商船三井客船)と、日本の三大客船が花火大会にあわせてツアーを企画する。飛鳥IIのツアー料金は156,000円~750,000円。
海上から花火を観覧した関東から乗船した客は「船の旅も初めてだったし海上から花火を見たのも初めてだったが、本当に素晴らしかった。隅田川の花火もすごいが、それとはまた別のすごさで感動した」と感想を漏らした。
この日は鳥羽市観光協会の主催で船内見学会があり約50人が参加し、つかの間の「豪華クルーズ」を体験した。鳥羽市の観光PR隊を務める竹内洋さんは「設備や大きさに圧倒、感動した。次回は客として参加したい」と話した。