志摩市商工会(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-44-0750)は旅行会社のJTBと組み、長期滞在型の宿泊プログラム「ステイタス」の参加者を募集している。
同事業は中小企業庁「地域資源∞全国展開プロジェクト」の一環として全国5市町(北海道中標津町、北海道江差町、山形県西川町、山梨県北杜市、三重県志摩市)の商工会が全国から長期滞在型の宿泊モニターを募集し、参加者が地域の人や文化にふれあうことから集客交流人口を増加させ、最終的には定住につながることを目的に実証実験を行っているもの。
料金は宿泊費のみで1週間=約36,000円。プログラムには、地元のスーパーや魚屋などで購入した食材を料理できるように調理器具が完備された宿泊施設が用意されている。
同商工会の小河孝さんは「海を核とした体験プログラムに参加してほしい。そこで出会った地元の人とのふれあいを通して志摩のよさを体感してもらえれば」と話している。プログラムには「英虞湾シーカヤック体験」「海女小屋体験」「てこね寿司づくり体験」「真珠アクセサリー作り体験」などの豊富なメニューが用意されているという。
JTBの岩井貴之さんは「今後長期滞在型の宿泊プランのニーズは益々増えてくる。宿泊者が不安なく地域に溶け込めるようなコンシェルジュ的な役割を持った人の介在が必要になってくる」と期待を寄せている。