全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦「2011ミズノクラシック伊勢志摩」が11月4日~6日の3日間、優勝賞金18万ドルを懸けて「近鉄賢島カンツリークラブ(6,506ヤード、パー72)」(志摩市阿児町鵜方)で開催される。
同大会は、賞金ランキング上位43位までの全米女子選手と賞金ランキング上位35位までの日本女子選手計78人で争われる日米両ツアーを兼ねた女子ゴルフトーナメント。優勝者には賞金のほか、メルセデスベンツC250や伊勢志摩産の真珠のネックレスなどが贈られる。さらに国内選手には翌年の米国女子ツアーのシード権も与えられる。賞金総額は120万ドル。
志摩市に会場を移し6回目となる同大会、これまでの優勝者は、2006年=カリー・ウェブ選手(豪)、2007年=上田桃子選手、2008年=申ジエ選手(韓)、2009年=宋ボベ選手(同)。昨年は2008年の覇者申選手が2度目の優勝を飾った。2007年優勝の上田選手が7番ホールで見せた奇跡のアルバトロスは、同ゴルフ場の名物ホールとなった。
11月1日にあったレセプションパーティーでは、真珠業者らで組織する「真珠100年委員会」が全選手に真珠のピアス(イヤリング)をプレゼント。宮里藍選手は「私は6月生まれで誕生石が真珠。真珠を着けてプレーし、運をつかみたい(笑)」と笑顔を見せた。ディフェンディングチャンピオンの申選手は「東日本大震災で被災した日本の方々の励みになるようなプレーを目指したい」と大会への意気込みを表した。
指定練習日となった1日、感覚をつかもうと夕方遅くまで練習をこなした上田選手は地元ファンに「ここは私にとって原点の地。自分の成長を確認するバロメーターでもある。頑張ります」と意欲を見せた。
大会の模様は、MBS・CBC・TBS系全国28局ネットで同5日14時~15時24分、6日15時~16時54分にテレビ放送する(CS放送GORA 4日11時~15時、5日8時40分~11時、6日7時25分~9時45分で生放送)。
前売り入場料は4日=3,000円、5日・6日=各4,000円。3日間セット前売り入場券は1万円で販売中。近鉄賢島駅から無料シャトルバス運行。高校生以下は入場無料(身分証明書、要提示)。今年から70歳以上を対象とした高齢者無料制度がなくなった。