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志摩スペイン村で「パエリアコンクール」-メードや闘牛士の衣装で挑戦

志摩スペイン村で「パエリアコンクール」-メードや闘牛士の衣装で挑戦

志摩スペイン村で「パエリアコンクール」-メードや闘牛士の衣装で挑戦

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 スペインの郷土料理「パエリア」を作り、味や盛り付けなどを競い合う「パエリアコンクールin志摩」が12月4日、志摩スペイン村(志摩市磯部町坂崎)パーク内マヨール広場で開催された。主催は同市観光協会、同市国際交流協会、志摩スペイン村などで組織する同実行委員会(事務局=同観光協会内)。

メード風の衣装で参加した伊勢の女性4人グループ

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 志摩の的矢湾で養殖される高級食材「的矢カキ」をメーンに、緋扇貝やムール貝、クルマエビなどの新鮮な魚介類を使い、薪(まき)と炭で火を起こし炊き上げるパエリアコンクール。今回で14回を数え、23チーム90人がパエリア作りに望んだ。今年は開催日時を3日に予定していたが悪天候で翌日に変更したため参加チーム数が少なくなったが、当日は快晴で暖かく参加者は、ピンクのメード風衣装や闘牛士・フラメンコの衣装などさまざまな格好で、楽しく笑顔で盛り上がっていた。

 一般的にパエリアは、丸く浅い平底の鍋を使い、鶏肉やアサリ、タマネギ、パプリカなどと共にサフランを加えて炊き上げる米料理のことで、少し芯を残した米とスペイン語でソカレット(socarrat)と呼ぶ焦げ目を作るのが料理のコツとされる。

 同コンクールは、決められた食材を使い90分間で料理を完成させなければいけないため、チームワークと時間配分、盛り付けなどがポイントとなる。中でも特に重要になるのが薪と炭による火加減の調整。直火をコントロールしながら食材に伝わる温度を管理しなければいけないが、中には煙で見えなくなり涙を流したり、焦がしてしまったりしながら格闘しているチームも。

 地元出身で初参加のチーム代表は「志摩スペイン村の6人分の入園券が付き、10人前の食材に、パエリア鍋に…さらに運が良ければ賞品も付くこのイベントは最高にお得で、とても楽しめるイベント。これからもずっと続けてほしい」と感想を漏らした。

 優勝は、地元磯部町の「いそべのお母さん」チーム。同チームには、賞状とホテル志摩スペイン村(同)の宿泊券や的矢カキなどの副賞が贈られた。2位には「ステキな奥様たち」(同)、3位には「華板さん 虹」(滋賀県甲賀市)チームが入った。

 同パーク総料理長で審査委員長の田岡和人さんは「毎年のことだが、年々レベルアップしている。調理している皆さんの笑顔がとても素晴らしい」とコメント。イベントの最後に同実行委員会は、15回同コンクールを来年12月1日に開催すると発表した。

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