伊勢神宮内宮のおはらい町にある「おかげ横丁」(伊勢市宇治中之切町)で1月11日、同横丁内の20店舗に飾ってあった鏡餅の鏡開きが行われた。
直径約30センチと20センチの2段になった鏡餅を年男・年女4人の福人が木づちで一斉にたたき割った。勢い余って餅が跳ね返り空中を舞ったが、鏡開きが無事終わると会場にいた人々から拍手が沸いた。
神恩太鼓の演奏などを行う同横丁の中心に位置する太鼓櫓(やぐら)の下で毎年行われる恒例の鏡開き。鏡開きが終わるとその餅を入れたぜんざいを振る舞い、無病息災を祈る。この日は約300人前のぜんざいを用意したが20分で無くなった。笑顔で食べていた大阪在住の男性は「今年も餅を頂けることに感謝」と満足そうに話していた。