2月28日に全国CDデビューを果たした漁師バンド「HEAVEN」に、漁師仲間らがCDヒットを祈願して大漁旗を贈呈した。
大漁旗は、「HEAVEN」がメジャーデビューしたのをきっかけに「くまの灘漁協方座浦青壮年部」の役員たちが相談しあって部員全員から寄付金を集め製作、寄贈した。大漁旗のサイズは270×380センチで畳6畳の大きさ。上部にローマ字で「HEAVEN」、中央に恵比寿神や船が描かれ、ピンクや青などでカラフルに仕上げられている。重さは7~8キロ。
大漁旗を製作した京屋染工所(伊勢市倭町)は、このサイズの大漁旗なら通常何百トンもある大型船に飾られるもの。近年は遠洋漁業などの衰退で大型船の新船も少なく、新船の祝いに発注される大型の大漁旗の需要も少なくなっていることから「注文が来たときには不思議に思った」(同店)という。
リーダーの河村欣也さんは「大漁旗はライブの時にステージバックに飾る予定。CDヒットの『大漁祈願』で漁業関係者みんなの思いを全国の人に伝えられれば」と話している。