今年12月6日~8日の期間、ニュージーランドで開催されるタグラグビーワールドカップ「ITFF Tag football World Cup 2012」に志摩市出身の2人の選手が日本代表として出場する。
タグラグビーワールドカップ日本代表に選ばれた竹内康蔵さんと三井克浩さん
タグラグビーは、普通のラグビーからスクラムやタックルなど接触プレーを排除したボールゲーム。性別や年齢を問わず誰でも安全に楽しむことができることから小学生による全国大会も開催されている。プレーヤーは両腰に「タグ(ビニール製のリボン)」を着けプレー。タグを取るとタックルと見なし、タグを取られた場所から静止状態でボールを片足で後ろに転がし試合を再開する。相手の陣地(ゴールライン)にボールを持ち込むことで得点となる。
同大会はニュージーランド・オークランド郊外のノースハーバーで開催され、日本代表チームは、「オープン」と「オーバー40」の2クラスに出場し、ニュージーランド、オーストラリア、フィージー、アイルランドなどの代表チームと対戦する。
日本代表に選ばれたのは、志摩高校(志摩市磯部町)卒業の竹内康蔵さんと水産高校(志摩町)卒業の三井克浩さん。共に46歳、志摩町和具出身の同級生で、それぞれの高校でラグビー部に所属し、卒業後も社会人チーム「志摩ラガークラブ」でプレーヤーとして、また子どもたちの指導者として活躍。竹内さんと三井さんは「オーバー40」のクラスに出場する。
大口秀和志摩市長は「けがのないように頑張ってきてほしい」と激励。竹内さんは「タグラグビーは接触プレーがないので老若男女問わず誰でも楽しめることが魅力」と説明。「日本代表として頑張りたい。志摩市のPRになれば」とコメント。三井さんは「できることを精いっぱいやって、日本代表の経験を子どもたちに伝えたい」と話す。4日に出国、10日に帰国予定。