スペシャルティコーヒーを提供するコーヒー専門店「三八屋(さんぱちや)珈琲店」(志摩市阿児町鵜方、TEL 080-2568-1614)が今月から、食事メニューに新しく「グラパン」を追加し人気を集めている。
2011年の7月オープンの同店は、スペシャルティコーヒーとよぶトップオブトップの厳選したコーヒー豆を、同店オーナーの岩田厚志さんが、それぞれの豆の状態を見極め焙煎(ばいせん)し、客の注文が入ってから豆をひき、手作りのオリジナルネルで丁寧にたてるのが特徴。4種類のストレートコーヒー(各500円)と同店オリジナルの「三八ブレンド」(450円)を、客の希望に合わせて「すっきり」「濃いめ」「デミタス」の3通りの濃さで提供する。
「グラパン」は、分厚く切った(およそ縦11センチ×横11センチ×高さ7.5センチ)食パンの中をくりぬき、その中にグラタンを入れオーブンに入れて焼く料理。志摩で人気のパン店「アベック・モンクール」(同)の食パンを使い、メーンの具材に、エビやアサリ、ホタテ、チキン、ベーコンなどを入れ、ホワイトクリーム、タマネギなどと一緒に煮込んだものを週替わりで提供する。グラパン単品(680円)、ドリンクとサラダのセット(1,050円)、ドリンクとサラダ、デザートセット(1,300円)。
岩田さんは「ランチメニューなどがあれば?とお客さまからリクエストを頂き、ガッツリ食べられ、おなかいっぱいになっていただけるものを――と考え、東京にいるときに食べたグラパンの味が忘れられず再現してみた。最後までしつこくならないような味に仕上げた」と説明する。
1月18日からは、冬の高級食材として多くの食通から指示され人気の高い的矢湾で養殖される佐藤養殖場(磯部町的矢)の「的矢かき」を入れた「的矢かきグラパン」を冬季限定メニューとして追加した。価格は通常のグラパンの価格に200円追加で提供する。
営業時間は10時~18時。木曜定休。