見る・遊ぶ 買う

志摩の「海女」を撮り続けた写真家・故浦口楠一さん-海の博物館で写真展

志摩の「海女」を撮り続けた写真家・故浦口楠一さん-海の博物館で写真展

志摩の「海女」を撮り続けた写真家・故浦口楠一さん-海の博物館で写真展

  • 0

  •  

 海の博物館(鳥羽市浦村町、TEL 0599-32-6006)で現在、写真展「浦口楠一 志摩の海女」が開催されている。6月25日まで。

志摩の「海女」を撮り続けた写真家の故・浦口楠一さんの作品

[広告]

 同展は、「海女」文化のユネスコ世界無形文化遺産登録を目指す同館が企画したもので、1976(昭和51)年ごろ、日本各地のギャラリーで開催され話題となった「志摩の海女」で展示されたパネル27点を公開。浦口さんの写真展は開館以来2度目となる。

 浦口さんは1922(大正11)年、志摩市志摩町の海女漁が盛んな布施田で生まれ、1988(昭和63)年に66歳で死去。生きていれば91歳を迎えていた。生前の約25年間にわたって海女を中心に志摩の自然や風土、風俗を撮り続けた。二科会写真部入選、入賞など各賞を受賞、志摩町美術協会初代会長も務めた。

 同館広報担当の石原真伊さんは「浦口さんの作品は芸術性が高く、海女文化を知る上でも大変貴重な記録写真。現在も現役の海女・田辺京子さんの20代ごろに撮影された作品は何度見ても素晴らしい。常設での展示はないのでこの機会に見に来ていただければ」と話す。「ヤフオクで古書として定価よりも高く販売されている浦口さんの写真集『志摩の海女』も、当館の売店で定価で販売している。お求めはお早めに」とも。

 開館時間は9時~16時30分(3月21日~11月30日は17時まで)。入館料は、大人=800円、高・中・小学生=400円。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース